シンポジウム

第31回愛知大会 シンポジウム

植生管理から考える“みどりの食料システム戦略”

2021年に農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」では、病害虫防除に関わる数値目標として「化学合成農薬の使用量の50%低減(リスク換算)」、「有機農業を100万ha(耕地面積の25%)に拡大」などが挙げられている。この目標を30年間で達成できるのか、あるいは困難と考えるのか、関係者の間でさまざまな意見があるが、EUのPUREプロジェクトなどでもかなり厳しい目標が設けられ、農薬の大幅低減技術の開発が進められている。
化学農薬への依存度を軽減した害虫管理ではさまざまな防除技術がこれまで以上に求められる。天敵利用に関しては保全的生物的防除などの組み入れが重要となるが、IPM体系では単に天敵のみを活用するというよりも、天敵の働きを高めるための植生管理が重要となる。本シンポジウムでは植生管理に関連した取組みとして間作や緑肥利用に関する専門家に話題を提供いただく。まず、EBPM(Ecologically Based Pest Management; 生態学的特性を重視したIPM)の構築と合わせた天敵利用の推進のために必要な取組みを宮崎大学の大野和朗氏、また間作導入条件における天敵類の評価や役割について宮城県農業・園芸総合研究所の関根崇行氏に、緑肥などの普及状況とそれを活用した線虫防除について東京農工大学の豊田剛己氏に話題を提供いただき、「みどりの食料システム戦略」を支える革新技術の開発と普及に関する議論を深める。

演者:

豊田剛己氏(東京農工大学)
関根崇行氏(宮城県農業・園芸総合研究所)
大野和朗氏(宮崎大学)

総合討論座長:

長坂幸吉氏(農研機構 植物防疫研究部門)(2022/11/02追加)


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